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干し柿-市田柿

スイーツ

市田柿とは

市田柿(いちだがき)は、長野県下伊奈郡高森町(旧市田村)周辺で古くから栽培されていたことから、「市田柿」という名前がつきました。

重さは100~120g程度とほかの柿に比べると小さく、卵のようなふっくらとした形の渋柿で、ほとんどが干し柿に加工されています。

干し柿として広まったのは大正時代で、現在は地域の農産ブランドとして「地理的表示保護制度(GI)」にも登録(2016年に登録)されています。

食物繊維たっぷり

食物繊維が多く含まれ、腸内環境を整える働きをするといわれています。
文部科学省の「食品成分データベース」を見ると、干し柿の食物繊維総量は100g中14gです。
甘柿の約9倍、食物繊維が多いと言われているプルーンの約2倍も多く含まれています。

一口大で食べやすく、鮮やかなあめ色の果肉をきめ細かな白い粉が覆い、もっちりとした食感と上品な甘みが癖になってしまします。
成人女性が1日に必要な食物繊維の量は約17gなので、食物繊維の補給としては優秀な食品です。

市田柿を3個食べることで1日の食物繊維量をクリアできますが、食べすぎはよろしくないため1日1個程に抑さえて、ほかの食品で食物繊維を補うのが理想的です。

<食べすぎがよくない理由>

 ・カロリーが高い(糖分が高い)
 ・便秘気味になる(渋柿の成分であるタンニンは腸の働きを妨げる便秘になりやすい栄養素の一つな 
  ので、大量に食べるとお腹によくありません。
 ・貧血や下痢になる 
 ・柿胃石(かきいせき)を作る

購入時期と購入方法

市田柿の干し柿が多く出回るのは12月頃からです。(収穫期は11月上旬から下旬頃。)

もともと糖度の高い品種ですが、皮をむいて冷たい空気の中で1か月ほど干すことで、さらに糖度が増して甘味の強い干し柿になります。
ちなみに表面についた白い粉は、柿の糖分が結晶化したもの。干した柿をていねいにもむと、水分とともにブドウ糖が果実の外ににじみ出て、白い結晶となるのです。

百貨店やスーパーで購入できますが、大袋入りのほうがお得なので、毎日楽しみたい方はオンラインショッピングがお勧めです。

市田柿 | JAみなみ信州 ONLINE STORE (ja-minamishinshu.com)

干し柿の保存方法

適当に常温で置いておくと水分が失われてしまうので、固くなって美味しくなくなってしまいます。また、カビが生えることもあります。

すぐに食べきれない場合は、冷蔵、冷凍保存します。
冷蔵保存の場合は、紙袋かキッチンペーパーに包んでジップロックに入れ、空気を抜きます。
野菜室に入れておくと1週間程度は保存できます。
冷凍保存の場合は1個ずつラップに包み、ジップロック付きの冷凍保存用の袋に入れて空気を抜いておくと、1年くらいは保存できます。

市田柿の干し柿は、白い粉が消えてベタベタしたものは、あまり日持ちしいため、表面に白い粉がまんべんなくついているものがお勧めです。

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